能登半島の最北端に近い珠洲市真浦町は、日本海に面し、山に挟まれた急峻な地形に棚田が広がる集落です。豊かな自然と厳しい環境が共存するこの地は、2024年の能登半島地震と豪雨で道路や水道が寸断され、長期間孤立。今も多くの住民が仮設住宅で暮らしています。
そんな真浦で「戻りたくなる故郷の風景」を取り戻そうと、集落出身者を中心に立ち上げたのが「奥能登 季(とき)の里グリーンプロジェクト」です。
10月5日、緑地環境学研究室の上野裕介准教授と環境科学科の学生らが参加し、クズに覆われた棚田跡の草を刈り、3面の畑地を再生しました。10月末には草花の種や球根を植え、来春の彩りの風景を待ちます。
海と山に抱かれた厳しくも美しい自然の中で、地域と大学が力を合わせ、能登らしい四季の風景を再生する挑戦が続いています。
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※この取組みは、虎扑篮球_虎扑足球-【体育*社区】@の能登復興支援プロジェクトの一環です。