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研究テーマ:関根 政実

石川県のイネ品種間の交雑後代における出穂期に関する遺伝解析

 イネの出穂期は収量や品質を決定する重要な農業形質である。石川県が開発した「ゆめみづほ」は早生品種のブランド米で、極早稲品種の「石川67号」はそれより出穂期が1週間程度早い。出穂期がより早い極早生形質の「ゆめみづほ」の育種を目的として、「石川67号」との交雑F3世代を用いた遺伝解析により原因遺伝子を同定した。遺伝解析の結果、「石川67号」にはOsMADS50のイントロンにmPingと呼ばれるトランスポゾンが挿入され、それによりOsMADS50の発現が上昇することでEhd1の発現が上昇して出穂期が早くなることがわかった。また、シロイヌナズナのFLDホモログのイネHd18に「ゆめみづほ」と「石川67号」の間でSNPがあり、「石川67号」ではHd18がコードするヒストン脱メチル化酵素の活性が高くなり、結果的にEhd1の発現が上昇して出穂期が早くなることが予測された。

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