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環境科学科

生物環境保全系

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豊かな生態環境の形成に資するため、植物、動物、微生物の生態についての基礎的知識とこれらの生物間の相互作用や人間活動との関わりを理解するとともに、生物と共生する社会を目指した生態系保全に関する教育研究を行っています。

動物生態学分野

野生動物の行動と生態、野生動物の保全、人間との共存について研究を行います。

植物生態学分野

野生植物の群落、相互作用等の植物生態系について解明するとともに、野生植物や森林資源の環境問題及び保全?管理について研究を行います。

微生物生態学分野

各種生態系における微生物群集の機能、植物と微生物の相互作用などについて解明するとともに、環境保全に役立つ微生物の利用?活用技術について研究を行います。

研究クローズアップ

身近な生き物たちのつながりから,生物多様性に切り込む(生物環境保全系 植物生態学分野)

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北村 俊平 准教授

現在,陸上生態系でもっとも生物多様性の高い地域の一つである熱帯雨林では,森林伐採や狩猟などの人間活動により,そこに暮らしていたさまざまな生物たちが絶滅の危機に瀕しています。一方,日本の里地?里山では,人間による自然に対する働きかけが減少した結果として,絶滅の危機に瀕している生物たちも数多くいます。現在,生態系はどう変化し,人間活動が生態系にどのような影響を与えてきたのでしょう?元来,生息していた生物が絶滅するとどのようなことが起こるのでしょう?

それらの疑問を解明するアプローチの一つとして,植物生態学研究室では,主に森林生態系における植物と動物とのつながりに着目した研究に取り組んでいます。一度定着してしまうと自ら動くことのできない樹木が移動できる数少ない機会が花粉と種子の時期です。森林生態系の基盤となる樹木において,それらの花粉媒介や種子散布というシステムは,昆虫や鳥類?哺乳類などの動物とのつながりが重要であるという点で,研究のよい切り口となります。例えば,農作物の大部分は,昆虫や鳥などによって花粉が運ばれます。また,果物も元々は植物がその種子を運ぶ鳥や獣を呼び寄せるために進化してきたものを人為的に改良したものがほとんどです。

石川県内のさまざまな自然環境(虎扑篮球_虎扑足球-【体育*社区】@キャンパス,石川県林業試験場,白山のブナ林)や東南アジアの熱帯林(タイ)を対象として,そこでの野外調査から得られたデータを科学的に解析し,国内外の知見と照合することで,上記の疑問に答えることができるのではないかと考えています。自然を観察する目を養い,そこに隠された面白い現象を発見し,その謎を紐解くことで,生物多様性について考えてみませんか?

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